【2歳で変化】人見知りの娘を育てて気づいた4つの勘違い

- 遊び場にきてもお膝から降りない
- 近づいてくる人がいるとギャン泣き
- ママ以外、抱っこなんか絶対にできない…

そんな娘に付き添い、自由に動けず、誰とも話せない時間が続く日々。

人見知りしない子だったら、もっと育児を楽しめたのかな…
なんて思った時期もありました。
でも、2歳を過ぎた今振り返ってみると、「あのとき、私は勘違いしてたな」と思うことがあります。
そして、もっと一緒にいろんなことを楽しめたはずだった、と後悔しています。
この記事では、人見知りの娘と過ごす中で気づいた、人見知りの対処法をご紹介します。
あくまでうちの子の例なので、お子さんによって個人差はあると思いますが、
いま人見知りの子を育てているママが、自分や子どもを責めず、少しでも前向きに感じられるきっかけになればうれしいです。
はじめに
家では元気いっぱいなのに、外ではずっと泣いてる娘。
人見知りっ子とのお出かけに疲れてきたある日、意外な話を耳にしました。

うちの子は人見知りしないから、ストレス溜まるの〜!
と語るママさんの言葉に、わたしは心底驚いたんです。
この会話がきっかけで、「人見知りにも、じつは良い面があったのかも」と考え直すようになりました。
プロフィール
- 2ヶ月で場所見知り、5ヶ月で人見知りを発動
- 2歳半の現在も場所見知り、人見知り継続中
- HSC気質の繊細さん
- 家では元気いっぱいで、寝ているとき以外ずっとしゃべってる

子どもの激しい人見知りで悩んだこと

- 人に預けられない
- お友だちができない
- イベントごとを楽しめない
- とにかく抱っこがしんどい
人に預けられない
私から少しでも離れると、ギャン泣きする娘。
嗚咽するほど泣く姿を見ると、置いていくことなどできず…
人に預けること自体をあきらめていました。

病院や美容院、映画や買い物、趣味もぜんぶ諦めていました。
お友だちができない
同じくらいの子が近づいてきても、逃げてしまう娘。
児童館に行っても、ママのお膝から離れない。
わたしが他の人と話すと泣くため、他のママさん達と話すこともできませんでした。

ずっと広場の隅っこで、二人で座っているだけの日もよくありました。
イベントごとを楽しめない
ハロウィンはカボチャランタンに怯え、クリスマスはサンタさんに絶叫。
有料の遊び場では人の多さに圧倒されて、ギャン泣きすることも。
1時間分の料金を支払ったのに、わずか10分で退散せざるを得ないこともありました。

「もったいないな…」と思いつつも、娘の様子を見れば無理はさせられませんでした。
とにかく抱っこがしんどい
外で不安が大きいときは、動くことをいっさい拒否。
「行っておいで」と背中を押すと、泣くか逃げるかの二択なので、
結局ずっとママの抱っこ状態でした。

体重が10キロを超えてからは、腕、腰、手首…本格的に体がつらい…。
2歳を過ぎてわかってきたこと
1歳後半からおしゃべりがぐんと上達した娘。
言葉で気持ちを伝えてくれるようになり「あのときは、そういうことだったんだ!」とわかることが増えてきました。

もっと早く気づいていれば、あんなに悩まなかったのに…。
そんな気づきを、4つの「勘違い」としてまとめました。
勘違い①人が嫌いなわけじゃない
どうやら「人見知り=人が嫌い」ではなく、むしろ人への興味は人一倍あるようなのです。

ひと、やだ!おともだち、いないとこがいい!
人が多いところに行くと、こんなことをよく言っていたので、

この子は人そのものが苦手なんだな…
と思い込んでいました。でも実際は違ったんです。
1歳9ヶ月のころ。落ち着いたお友だちとは、自然と一緒に遊び始めた娘。
混雑していない時間帯の公園で、ひとりで静かに遊んでいる子にそっと近づき、隣に座りました。
その姿を見て「えっ、遊べるんだ…」と驚いたのを覚えています。
大勢の人やにぎやかな環境が苦手なだけで、人への興味や関わりたい気持ちは、たしかに存在していたんです。
勘違い②人見知りの理由は一つじゃない

人見知りとひと言でいっても、理由は一つじゃなさそうだぞ…?
娘が喋りはじめると、なぜ預けるときに泣くのかがわかってきました。
そして不安の種類ごとに対応すれば、ちゃんと対応できるような気がしてきたのが、2歳前後のこと。
- 知らない人が怖い
- ママと離れるのが不安
この2つの不安はまったくの別物で、それぞれ対応の仕方も違いました。
知らない人が怖い、という不安
知らない人と対面するとき、最初は適度な距離感で、よく観察することが重要なようです。

これを待つ時間がなんとももどかしいのですが…
訪問型の営業さんが自宅にきたとき。
最初は警戒していたけれど、1時間後にはソファに並んで座っていました。
家という安心感と、積極的に関わってこない営業さんを、観察・分析できる時間があったことが大きかったのだと思います。
自分なりの分析が終われば、知らない人でも関わることは、むしろ好きなんじゃないかとわかってきました。
ママと離れるのが怖い、という不安
預かりを利用する前に、理由・目的などを丁寧に説明すると、預かり保育にも安心して行けるようになりました。
- 先生はどんな人なのか
- ママはどこにいて、何をしているのか
- どれくらいで迎えにくるのか
わたしが病院への通院で預かりを利用せざるを得なくなったときのこと。
1回目は泣いてしまったものの、2回目、3回目はむしろ預かりに行くことを楽しみにしているほどでした。
2歳1ヶ月「せんせーと、おともだちと、ママを待ってたの!」と話す娘。
預かりにはママを待つという目的があることや、託児はどんなことをする場所なのかが理解できたのだと思います。

2歳4ヶ月ごろから、知っている場所の託児をむしろ楽しみにするようになってきて、感動しています。
勘違い③参加していないように見えて参加している
その場で楽しめなくても、自分なりに吸収してることがちゃんとあるみたいなんです。
人見知りや場所見知りが強いと、

せっかく来たのにずっと抱っこだったじゃん…。参加できなくてもったいなかったな。
ってがっかりしませんか?とくにお金を払って参加したときなんか…。
でも、全部を拒否しているように見えて、ちゃんと見てるし聞いていたんです。
お友達が多く、声が響く体育館には入ることすら拒否。イベント中は完全に外で見学状態でした。
でも家に帰ってから話し始めたのは、

「せんせーが○○って言ってたね」
「おともだち○○してたよね」
「今日○○したよね」
という、体育館で見たこと、聞いたこと。
あのときは外で抱っこされっぱなしだったのに、「え、そんなに覚えてたの!?」ってびっくりさせられました。

本人は参加できなくても、子どもなりにちゃんと経験を持ち帰っているってことがわかると、行った意味あったなって思えます。
勘違い④なにもできないわけじゃない

これがいちばんの後悔です。
「子どもが自分からやらない…」と悩むのではなく、ママと一緒になにかをやる機会をもっと増やせばよかったなと思っています。
少人数のリトミック教室に参加したとき。最初はやっぱり泣き出して、なにもできませんでした。
でも、親子参加型のリトミックは、わたしと一緒に手をたたいたり、少し歩いたりします。
めげずに参加した3回目あたりから、自主的に動き始めました。
いま考えると、人見知りでも、できることはたくさんあったのだと思います。
知らない場所、はじめてのことも、ママと一緒にやってはじめて、娘も安心してチャレンジできるんだと気づきました。

一緒にやる!を意識するようになってから、本当に楽しい子育てをさせてもらっているなと感じます。
ちなみに「一緒にやる」というヒントは、こちらの本で得られました↓
まとめ|人見知り育児の“よかった”を見つけよう
- 人見知りは「人が嫌い」ではなく、興味はちゃんとある
- 不安の種類ごとに対応すれば、関わり方は広がる
- 見学状態でも、目や耳はちゃんと参加している
- ママと一緒にスタートすれば、できることがどんどん増えていく
子どもの人見知りが強いと、つらいことも多いですよね。
ネットのアドバイスを試しても、どれも効果なし。ワンオペ育児で息抜きもできないまま「いつになったら人に預けられるんだろう…」と悩む日々。
まだおしゃべりが単語だけの1歳半ごろ、「こんなにも外でなにもできないんだったらお出かけする意味もないのでは…」と落ち込み、家に引きこもった時期もあります。
でも、振り返ってみると「人見知りがいとおしい」と思える瞬間も、たくさんありました。
人見知りだからこそ、時間をたっぷり使えるし、
人見知りだからこそ、親子で一緒になって楽しまないといけなかったんです!

わたしたちも、お友達づくりはあきらめました!(泣)子どものペースがいちばん!
のんびり少しずつ、楽しい時間を増やしていけたらいいですね。
